超絶寒いですが、海は凍らないので釣りはできます。
ども、越前さばです。
福井の冬、毎年2月くらいからぼちぼちと陸、ショアからヤリイカが釣れ出します。この時期は『走り』と言われる時期ですが、群れ、時合いのタイミングが合えば数釣りが可能です。
餌釣り、エギングとも釣れやすいので寒さ対策をしっかりして行けば楽しめるのではないでしょうか。
それぞれの仕掛け、釣り方を解説します。
使う餌
ヤリイカはエギングでも餌を使うのが主流です。最初に餌の紹介をさせていただきます。釣具屋の売り場を見ているときびなごか鳥ササミを使います。
イカは鳥肉が好物!?
イカは目もいいですが、匂いにも敏感です。
鳥肉が好物のようです。部位でささみを使うのは餌持ちがいいからです。色着いたものは売っていますが、自分で用意するのが安くつきます。
スーパーのささみ一本あれば一回の釣行には十分量です。塩をあてて脱水させたものがよいです。ささみが78円/100gくらいですが安いむね肉は38円/100gなので私はむね肉使っています(笑)皮は剥がして棒状に、カットして使っていますが全然問題ないです。
塩付けてる時に鳥皮は焼いてポン酢で食べちゃいましょう。皮めっちゃ美味いですよね。
面倒であれば釣具屋さんで専用のものを購入してください。
エギング
アオリイカ用(ML、M)で十分です。エギは3号か3.5号がいいです。引きはアオリイカほどではないですが、大きいオス個体は重さがあるため、抜き上げは慎重にいくか、無理をしないようにタモやギャフを使ったりしましょう。
通常のエギでも釣れますが、餌巻きできるタイプのほうが良さそうです。
ダイソーのエギにテグスでも十分です。アクション、動きの必要性がそれほど要らないからです。コウイカの底べたべたまではいきませんが、ステイ長めのエギングなのでロスを恐れずに攻めたいのならダイソーエギがおすすめ。
アオリイカのエギングみたいに即合わせはいらないと思います。触腕が短く、細いので聞き合わせで大丈夫です。
あたりはラインテンションが緩んだり、ぬーんって重くなるのでかなり気持ちがいいです。アオリイカとはまた違う引きです。
餌釣り
2号、3号ほど、5mくらいの磯竿が使いやすいです。餌巻きテーラーを使います。仕掛けは電気浮き付きのセットで売っているので、これを付けるだけでOKです。テーラーにはケミホタルを入れれるスペースがあるので好みで入れてよいです。25が入ります。
テーラー2つのタイプもありますが、私個人はシングルのほうが好きです。
- あたりがわかりやすい
- 仕掛けのトラブルが少ない
正直よっぽど活性高くないと2杯同時に掛かる事が少ない気がします。
ウキ釣り時のあたりは2パターン
- ウキが横移動していく(沖の方へ行くのが多い)
- ウキが倒れたり起きたりと変な動きをする
魚のようにウキが沈むパターンもありますが、変な動きすることが多いです。違和感があれば探ってみましょう。ウキは目印と仕掛けの層のキープの役割です。棚は基本底近くの深めでOKです。周りで釣れている方に聞いてみて教えてもらうのもいいと思います。
LED電池式ウキは白発光が見やすいのでおすすめです。白発光が少し高いです。
少し高いので夕マヅメ〜22時ほどの短時間であればルミカのケミホタルの利用がおすすめです。昔から変わらずの緑か赤です、カラーはどちらでも自分の見やすい色でいいと思います。発光時間は約4時間ほどです。
エギングと違い、回遊を待つ置き竿して待つ釣りです。場所の余裕があれば餌釣り竿とエギングの両刀がおすすめです。置き竿のウキを見つつ仲間とエギングしてるのは楽しめます。
私は父が使っていた4号の遠投サビキの竿を使っています。手元で4.5m、5.4mと長さを変えるれる使い勝手がいい竿で大事に使っています。ヤリイカ用の仕掛けはBOXで適当にまとめてあります。電気ウキは5号ですが、エサ付けて海に入れてみたところで中通し重りを入れて調整します。
時間帯
日没前、17〜21時がチャンスです。
潮の動き方にもよりますが、夕マヅメはかなり食い気あります。
近くでライトしまくっている漁船いると持ってかれてしまいます、、、が、近くに群れがいるとは思ってよいでしょう。
21時過ぎると気配がなくなります。毎回不思議に思いますが、寒さのことを考えたら深追いせずにほどほどで撤収しましょう。
釣り場によっては車中で待機して置き竿見てて過ごすのもありかもしれないです。
朝マヅメにもチャンスがあります。アジングでヤリイカ釣れたこともありました。
ヤリイカ釣り行く時にはアジングも準備しておくのもおすすめです。
夕方〜翌朝までした事もありますが、夜中で入れ食いになった経験はありません。
個人的には19時〜22時頃まで、5時〜7時がわりと成績良いです。
釣り場の紹介
①大樟漁港(おこのぎ)
メジャースポットです。週末は人がいっぱいです。電気ウキだらけになります。車が横付けできるのと、近くにローソンがあるのがほんとに便利です。足場も良く、水深もあって実績も高いポイントです。常夜灯周りがおすすめですが、高さがあるのと、競争率高めの場所になります。場所確保のためには夕方前にエントリーして時合いまで待機する形がいいです。
②茱崎漁港(ぐんざき)
福井市からのアクセスが良くて近場では水深もあって実績もあります。漁港内には自販機もあってホットドリンクがいつでも飲めます。アジングする人も多いです。時間帯によっては大きいアジも入ってきます。
③居倉漁港
水仙の里の先端のところになります。潮通しのよい場所ですが、風をもろに受けて回避する場所もないので、冬場は好きではありませんがヤリイカ、アオリイカの好ポイントになります。凪の日は入りやすいです。近くにはトイレ、自販機あります。
ヤリイカは夜釣りがメインになるので足場がよい防波堤をおすすめします。立入不可としている場所でやっている釣り人もいますが、私は行きません。危ないです。以前は甲楽城(かぶらぎ)も入りやすかったのですが、今は釣りができません。今一度ゴミ捨て、駐車の仕方など最低限のマナーを守るようにしないとますます釣り場所が減りますね。
必需品
ヘッドライト
足元はほんとに気をつけてほしいです。磯場ではスパイクなども必要ですが、防波堤でもヘッドライトは必須なので絶対用意してください。
釣具屋さんではといい物だとは思いますが高いので通販のがいいです。3,000円ほどでコスパ良いものが手に入ります。充電式のものが便利です。
まとめ
エギングでも餌釣りでも楽しめます。数釣りするにはイカが寄ってくるタイミングとどの程度の寒さか(耐寒できるか)に左右されます。
夜釣りでの磯場、テトラ、釣り禁止の場所は本当に危険なので絶対におすすめしません!!危険な場所に入って亡くなってる釣り人多いです。
時間帯で回遊が入ってくるかなのでどこでも釣るチャンスがあります。危ないところへ行かなくても漁港内で放置で釣れることも全然あります。まずは無理はしないようにする事。
一杯だけでも自分で釣ったイカは格別に美味いです。まずは刺身を食べましょう!
ヤリイカはアオリイカみたいな甘味は少ないですが食感がほど良いです。
クセもないのでイカの中で食べやすいと思います。一夜干しして軽く焼いてのを七味マヨもおすすめです。内蔵出して冷凍保存だと日持ちもできますので、酒の肴を狙ってみてはどうでしょうか。市販の一夜干しシートを使えばきれいにできます。
沖漬けをしたい人は釣りよかさんでお馴染みのタレもおすすめです。めっちゃ甘くて濃いタレです。イカを生かしたままジップロックに入れてタレを吸い込ませます。半日後でいい感じに染みて美味しいです。
自分で沖漬けのタレを作りたい人はこちら
酒、醤油、みりんをそれぞれ1:1:1で100ml、煮詰めて冷ましたものでOKです。私は輪切りの生唐辛子を少し入れます。甘味が少し絞まりますが、好みです。
寒さ対策はしっかりして美味しい旬なヤリイカを釣ることに挑戦してみてください。風がちょっとあると早々に心折れるのでまずは凪(風がない日)に挑戦してください。
月が出ている日がチャンスか!?