住まい

補助金活用しましょう。

今回は新築購入時に出る補助金についての内容です。

補助金は調べると色々あります。

もしかしたら私自身、得れてない可能性もありますが、この2つでおよそ150万円の現金を取得できたので、その流れを紹介しておきます。

補助金の種類

わたしが関わった補助金は下記のうち、2つでした。

  • 地域型グリーン化事業補助金
  • グリーン住宅ポイント制度
  • すまいの給付金
  • ZEH補助金
  • 家庭用燃料電池システム導入支援補助金
  • 自治体の補助金制度

地域型グリーン化事業補助金すまいの給付金についてを参考程度に見てください。

他にもZEHなどありますが、導入予定の方は工務店で聞いてみてください。否定的ではありませんが、個人的にはまだZEHは割高だと考えています。

ZEH、家庭用燃料電池システム導入支援補助金に関しての記事は他をお探しください。

地域型グリーン化事業補助金

中小工務店で長期優良、省エネなどで高性能の新築として評価される家を建てたら補助金が出ますってものです。

この補助制度は主に長期優良住宅を新築する、あるいは新築建売の長期優良住宅を購入する場合に補助金を受けられるものですが、ただ単に長期優良住宅を建てる・購入すればいいというわけではありません

補助を受けられる住宅は、あらかじめ国の採択を受けた事業者グループが供給する住宅である必要があります。

住宅会社はどこでも良いわけではいので注意が必要です。

中小工務店や建材流通業者が地域で連携してグループをつくり、地域材を用いたグループ独自の木造住宅供給の取り組みを国へ提案し、その提案が国に採択され場合にはじめて、グループに対する補助金が配分されます。

そして、そのグループに属する中小工務店が供給する住宅に対して補助されますので、この採択とは全く関係のない業者さんを自由に選んで補助金を受けるということはできませんので注意しましょう。

今回、うちの家は『北陸型木の住まいの研究会』の一棟として応募、採択され、補助金を受ける形になりました。

高度省エネ型としての申請になっています。

補助金額 1,300,000円 と、高額です。

※性能証明の申請、諸費用が約16万円引かれました。申請の書類はいろいろありましたが、署名を何ヶ所かして、あとは任せておけば大丈夫っていう感じでした。

引渡後2ヶ月後ほどで130万円振り込まれました。

工務店によるかもしれませんが、

私の場合はグリーン化事業補助金の応募にあたっての条件を出されました。

  1. 完成時の見学会の開催
  2. 入居後の入居宅イベントの開催
  3. 入居後の個別案内についての理解

引渡しと出産予定日がほぼ同じだったこと、コロナが流行っているのもあるので入居後の個別案内、イベントは嫌なのでせっかくの減額案ですが、応募自体を辞退する旨を伝えました。

担当者:わかりました、と。

翌日

担当者:①完成時の見学会の開催(土・日の2日間)のみでエントリーどうでしょうか、と。

うちの家を立地的に案内、見学会はしたかったようです。

同様に内覧会など工務店の言う条件については交渉が可能のようです。

諸費用は請負工事内容に含まれる形で支払いますので130万円ー16万円で実質114万円ほど受け取る形になります。この金額分を総額から減らす形で資金計画しても良いですし、家具費用などにあてても良いです。自由です。

ちなみにグリーン化事業補助金に関しては住宅ローン控除の補助金の項目には確定申告をする必要はありません。『すまいの給付金』のように証明するものがないからです。

グリーン住宅ポイント制度

通称グリポです。

長期優良住宅、ZEHなど高い省エネ性能がある住宅もしくは一定の省エネ性能を有する住宅(日本住宅性能表示基準で定める断熱等性能等級4かつ、一次エネルギー消費量等級4以上の住宅)で、書類を提出してもらえばポイントを発行しますよーって制度です。30〜100万ポイントでるそうです。

要項はいろいろ細かいのがあるみたいですが、私は該当していないのであまりわかっていません。利用できる可能性がある方は施工する工務店で聞いてみて下さい。

ポイントの利用用途には

  • 商品との交換に利用する(商品交換)
  • 一定の要件に適合する追加工事との交換に利用する(追加工事交換)

私はグリポが貰えなかった、その理由

地域型グリーン化事業補助金を選べたからです。併用が出来ませんとのことです。

まーぶっちゃけ、ポイントをもらって交換、利用するよりも、とりあえず現金貰う方が嬉しいですよね。

このグリポは変な表現だと思うんですが、『環境にやさしい住宅を建てるための補助金』の併用ができないんです。

すまいの給付金

消費税率の引き上げによって不動産の価格も実質の価格上昇になりますが、この負担を減らしてマイホームを購入しやすくするための制度のことです。

  • 床面積が50m2以上
  • 新築で住宅ローンを組んでいる
  • 施工中等に第三者の現場検査をうけ一定の品質が確認される以下の①〜③いずれかに該当する住宅
  1. 住宅瑕疵担保責任保険(建設業許可を有さないものが加入する住宅瑕疵担保責任任意保険を含む)へ加入した住宅
  2. 建設住宅性能表示を利用する住宅
  3. 住宅瑕疵担保責任保険法人により保険と同等の検査が実施された住宅

※細かな条件はありますが、新築を住宅ローンを組んで購入すればほぼ大丈夫です。

住宅ローン利用しない方(現金取得者)でも可能ですが、要件が少し異なりますので下記サイトで確認してください。

ただし、申請は自身でする必要があります。

それほど難しいことはないですが、必要なものを下記にまとめてありますのでよければ参考ください。

新築購入時の初年度にする住宅ローン控除と合わせて確定申告が必要です。

※わからないところ、書類はハウスメーカーが用意(サポート)してくれるので大丈夫です。

ZEH補助金

断熱がすごくて、省エネで、エネルギーを創る、そういったゼロエネルギーハウスのことです。ミサワホームでかなり勉強しましたが、私はZEH仕様の家は見送ることとしました。

オール電化が標準化している今で、太陽光発電でエネルギーを創り、高断熱仕様で省エネであり消費電力も抑えられるゼロ・エネルギーハウスは素敵だと思います。

補助金というからにはそれなりに初期費用、維持費が出ることも考慮して検討してみてください。

補助金の金額は60万円、105万円に加えて蓄電システムを組むことで+α(最大90万円)とZEHの仕様によっては補助金の金額に違いがありますが、対象であれば検討してみてください。公募期間内で予算に達し次第終了となります。

SII(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)に登録されたZEHビルダー/プランナーによる設計、建築、改修、販売される住宅であることが交付条件にもなりますが、予算もあるため、必ずしも受けれる補助金ではありませんので注意が必要です。

家庭用燃料電池システム導入支援補助金

2021年度エネファーム導入補助金に係る調査での資料です。

自治体の補助金制度

福井県の新築に対する補助金制度は特になく、県外からのU・Iターン世帯、子育て世帯、新婚世帯が移住誘導区域で旧耐震住宅を建替え、住宅取得をする場合に20万、30万円と補助金が出る【建替住宅取得支援事業】があるくらいです。

移住誘導区域(一定のエリアに住宅を集め、人口密度を保ち、生活サービスの水準の確保できるように取り組む区域)がポイントになるかと思いますが、私を含む県内の方はまず新築を建てることはない地域だと思うので関係はなさそうです。

悪い言い方しまうと過疎っている利便性が良くないどもならん場所です。仮に20年住むとして年10,000〜15,000円もらうくらいでは足りないと思いますね。

すまいの給付金の申請方法

必要な書類があるので準備する時間が要ります。

すまいの給付金は郵送でも良いそうですが、ちかくに窓口があったので法務局行ってそのまま提出して来ました。

用意するもの
  • 引越し後の住民票の写し【原本】(取得住宅に移転後のもの)
    (個人番号(マイナンバー)が記載されていないもの)※1
  • 引越し前の個人住民税の課税証明書(非課税証明書)【原本】 市役所 orマイナンバーカード
  • 不動産登記における建物の登記事項証明書・謄本【原本】
    (所有権保存登記されているもの)
    法務局
  • 工事請負契約書【コピー】約款部分も必要です。
  • 住宅ローンの金銭消費貸借契約書【コピー】
  • 振込先口座が確認できる書類(通帳等)【コピー】
  • 施工中等の検査実施が確認できる書類【コピー】※2

※1 マイナンバー記載にしてしまったら黒で塗り潰せばOK。

※2 住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書建設住宅性能評価書 、建設住宅性能評価書 、住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書のいずれか

市役所のもの【原本】はマイナンバーカードがあればコンビニで取得できます。いずれも1つ300円なので2つで600円になりますね。

法務局には行く必要があるかと思います。下記の交付請求書を記入して貰ってください。人はいっぱいいますが、教えてくれるような人は居ません。高圧的で各自の実務のみ。

場所: 福井春山合同庁舎、福井税務署の5階にあります。

収入印紙代で600円を取られます。言われるがままに買って、自分で貼って出して引き換えになるんですが、そっちで貼って回収してほしい。まじめんどくさいです。

引越し前の個人住民税の課税証明書(非課税証明書)【原本】 も添付しますが、北陸三県、福井県は政令都市ではないので表1、消費税10%で自身の所得割額(課税証明書に書いてあります)をみると給付基礎額がわかります。

持分割合を家族で分けている場合は少し複雑になるかと思いますが、私は自身が100%でしたので基礎額がそのまま『すまいの給付金』になります。

→提出書類を揃えたら①郵送 or ②窓口での申請 を行います。

①郵送申請の場合

〒115-8691
赤羽郵便局 私書箱38号 すまい給付金申請係

【郵送する際の注意事項】は要チェックです!!

  • 代理受領を行う場合は、郵送での申請はできません。
  • 申請書類は折り曲げ厳禁です。
  • 送付する封筒には必ず差し出し人の住所・氏名をご記入ください。
  • 必ず郵便にて送付してください。メール便・宅配便等による送付はできません。
  • 郵送料は申請者の負担となります。書類量により郵送料が変わりますので、料金不足で不着とならないよう郵便窓口からの郵送をおすすめします。
    また、郵便料金改定により料金不足となるケースが増えております。
    不着の場合は、受理できませんので、お気を付けください。
  • 申請書類には個人情報が多く含まれるため、配送状況や到着の確認ができる書留やレターパックなどの使用をおすすめします。
  • 郵送後に申請書類の不備に気付いても、追加の郵送は行わないでください。
    追加で郵送されても受理できません。
    事務局から送られる不備についてのお知らせに従って、改めて郵送してください。
  • まとめて申請を利用する場合は、複数の申請者分の申請書類を同封し、封筒に「まとめて申請利用」と記入してください。

コロナで窓口の対応を縮小している割には不親切すぎません?なんでもコロナのせいにしていませんか?

まー、最初で最後の事だとも思って確実に終えたかったので私は②窓口で申請を行いました。

②窓口で申請の場合

(一財)福井県建築住宅センターでサポートセンター付で窓口があります。

場所:福井県福井市御幸3-10-15 福井県建設会館3階

おーい、それは聞いてないわ!

受付時間が平日の9〜11時30分までです。※翌日に改めて出しに行って受理されました。

無事、申請受付証をもらいました。3〜4ヶ月ほどかかるとは言われもしましたが、実質2ヶ月ほどで口座の方へ振込がありました。

同時にすまいの給付金振込のお知らせという青いハガキが届きます。これは確定申告で提出するものなので保管しておきましょう

こどもみらい住宅支援事業

2022年、3月28日から交付申請できる今後注目される補助金です。私は詳しくないので、ざっくりまとめましたが、国土交通省のところで勉強してください。

金額は60〜100万円です

子育て世帯または若者夫婦世帯が、こどもみらい住宅事業者と契約し、高い省エネ性能を有する新築住宅を建築する場合、住宅の省エネ性能等に応じた補助金が出ます。

  • 子育て世帯とは、申請時点において、2003年4月2日以降に出生した子を有する世帯
  • 若者夫婦世帯とは、申請時点において夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降に生まれた世帯

簡略してますが、下記の補助金額です。

ZEH仕様100万円
高い省エネ性能を持つ住宅 ※180万円
一定の省エネ性能を持つ住宅 ※260万円

※1 認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上計画認定住宅

※2 品確法に基づく日本住宅性能表示基準(平成 13 年国土交通省告示第 1346 号)で定める断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4の性能を有する住宅

  1. こどもみらい住宅事業者と工事請負契約を締結していること
  2. 砂災害特別警戒区域外にで建てること
  3. 2003年4月2日生まれ〜の子がいる世帯か、夫か嫁のどっちかが1981年4月2日生まれ〜
  4. 床面積が50 ㎡以上
  5. そこそこの省エネ性能を持つ住宅と証明できること
  6. 交付申請時に建築士から一定の工事完了の証明書の提出

他の補助金とは併用可能なのか?

これから家づくりを考える人たちには補助金の併用は気になるポイントですよね。

  • すまいの給付金は併用可能です。
  • 地域型グリーン化事業、ZEH支援事業とは併用は出来ないようです。

こどもみらい補助金のメリットはリフォーム!?

リフォームの場合は、上限30万円です。しかし、子育て・若者夫婦世帯であれば上限45万円になります。そして、中古で住宅を購入してリフォーム、リノベで省エネ性能を証明できる仕様であれば、上限は60万円となるので、子育て・若者夫婦世帯にとっては特にメリットがあるように思います。今までの補助金は注文住宅・新築分譲住宅の購入者が優遇されていましたが、リフォームでもわりと金額の大きい補助の対象になります。