実家で大量にできたのでとのことでそこそこの大きさのものを3つも貰ってしまいました。
実家にいたころは寒くなるこの時期にベーコンとあわせてスープでよくでていました。冬の瓜と書きますが、旬は夏らしいです。そのまま冷暗所で保存しておけば、冬までもつらしくそのように呼ばれているそうです。
へんな食材だと思いますが下処理次第ではすごくおいしく食べられるものなのでおすすめさせていただきます。
栄養・味
95%が水分と、ほとんど水分です、世界規模の水問題をすら解決するのではないかと期待している食材です。
そして、低カロリーです。余分なナトリウムを排出して血圧を正常に保つ働きをするカリウムを多く含んでいます。
腎臓で老廃物の排出を促す作用もあるので、むくみの解消や高血圧に効果があります。
肌の健康維持に役立つビタミンCも含まれています。
味はないくらいです。黄色い瓜はそのまま食べることがありますが、冬瓜は生で食べたことがないのでうまく言えませんが大根の青臭さがないような味ですかね。大根より筋っぽさがないので食感はなめらかだと思います。
工程
手間をかけておいしくなる食材のひとつだと思っています。わたし個人のやり方なので変なところはごめんなさい。下処理とはいいますが常備菜として置くのでそのまま食べれます。
【準備】
タイトル写真の左にありますが、最初に塩・重曹を1:1で合したものを小さいボールに用意します。最初にしておくほうが楽だと思います。
工程は下に①~④で簡単に書いておきました。
①切る・剥く
②成形・塩すり
③煮る
④しめる・浸す
①切る・剥く
4,5センチくらいの輪切りにしちゃいました。今回は皮は使わないのでピーラーでバサバサ落としちゃいます。皮は白くなるまで落としてもいいそうですが、皮は少し残したほうが煮崩れしにくく仕上がりの色は綺麗になります。面取りまではしなくていいと思います。ちょっと洒落たところでは翡翠(ひすい)煮とか言われてますが、わたしはそこそこ残します。
②成形・塩すり
大きく部位をわけると「皮・身・わた・種」です。中のわた・種はスプーンでくり抜いてしまいましょう。ゴーヤと違って苦みとかないそうですがそこそこ取っておきます。食べる人は種以外全て食べたりもするそうです。
食べやすい大きさにカットしたら皮側に下準備した塩・重曹の合わせたものを塗り込んでいきます。身側に重曹がつくと身が少し溶けてしまうようなので注意して下さい。15分ほどですが少し水分を抜く工程になります。省略しても問題ないと思います。重曹を使った場合は軽く洗い流します。
③煮る
塩はてきとーにいれてつまようじがいい感じにささるくらい煮ましょう。アクかどうかわからないけど白いもこもこが出てきましたが、気にせず15分ほど煮ます。
④しめる・浸す
なんかそれっぽく氷水につけてしめてみます。てきとーに水分をとって容器に並べていきます。見た目がメロンなんですけど、瓜なんで残念すぎます。このあとほんだしを軽くとかした出汁をつかるくらい入れて、粗熱がとれたら冷蔵庫で保存でOKです。
わたしはこのように下処理して常備菜としてストックして使っています。
用途
だしに浸かっているので冷たいままでもチューブのショウガ、かつおぶしを軽くのせるだけで一品になります。レンジでチンだけでも美味しいです。味噌汁にいれても合います。
ほんだし浸けですが洋食でも全然OKです。ポトフ、シチューにいれても美味しいですよ。とろみ系が結構好きなので中華卵スープもおすすめです。
まるまる一個使っているので一気に下処理ということでしていますが、こんな手間かけなくてもいいです。使う分だけ最初から煮るだけで全然良いです。
冬瓜おいしいですよ!!
今回は20センチの両手鍋を使いましたが、ちょっと煮るくらいなら15センチ程度の小鍋が使い勝手が良くて楽ですよ。